gと烙印(@アニメてにをは)

ジブリにまつわる回想、考察を書いていきます。

2021-12-21から1日間の記事一覧

gと烙印:その10~(00:オリジナル版です)

gと烙印その10―流れに任せて書いてみたら何気に情報豊富 のオリジナル版です。無駄話の部分もカットせず、長尺のままお届けします。改行一行あけも含めて原稿用紙62枚になります。適度に休みながらお読みください。これをあの当時(7~8年前)ひと晩でぶ…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その13)

でも憎まれ口はおいといて、自分には関係ない見方をわざわざ詳細に分析してバッサリ念を入れて斬る必要はあまり感じない。自分が肯定的に思える見方をくっきり浮き彫りにしていけば、ネガとしてそれは僕にも相手(聞き手・読み手)にも説明できるように自然…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その12)

ついでにもうひとつ必読書(と言っていいのかな)。 アニメ一般に対して「なんか気持ち悪いんだよね」と思う人。または「オタクってアニメに何をそんなに熱中しているのかなあ」と不思議に思ってる人。 そういう人には、『アニメ夜話』という本の「ガンダム…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その11)

たった二年間のジブリでの経験からそのままアニメもろくに見ずにたまに見たアニメは「ああ、こういうのね」と言える。同じこと言い続けて、でも誰も何故か真似できない。聞いて納得はできる。そんな人になれたらすごいなあ。野望は高くていい。そうならない…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その10)

おさらい。映画もアニメも漫画も、作り手たらんとする手段としてはもう棄てた。作り手たらんとする手段の眼中から外れると、一気に疎遠になる性情らしい。映画上映のボランティアも、それに参加することで辛うじて映画というものを意識の隅にとどめようとし…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その9)

何にしろ、ジブリという不思議な時代を生きてきた者のひとりとして、いつか「ハウル監督降板劇」のドキュメントが残されて欲しい。これは僕の任ではないと思う。僕にはちょっと荷が重い。ただ、ジブリの負の側面があの事件に集約されていると、現場にひとと…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その8)

何しろあんまりすることがないので、でも外出も出来ないので、暇つぶし気分で「山田くん」の内容全部、その当時連載された分すべて、データベースにして、最初富士通のワープロで、途中から「このデータベース使える」とスタッフに認知されてからは白黒ディ…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その7)

話が抽象的すぎた。 またいつか追い追い書いてみたい。 ひとつだけ言うと、「水彩画でアニメ作れませんかねえ。セルアニメで。デジタルも導入したことだし、これも何か使えませんかねえ」。水彩画なセルアニメをデジタルで。いまなら皆さん、すぐ想像がつく…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その6)

高畑さんが企画を考えるのに気乗りしないから、高畑さんの社時間はいつも昼過ぎまで遅刻。結局来ない日もある。やることのない僕は業を煮やして自由な行動に出た。出勤してタイムカードを押し、下っ端演出助手の仕事のひとつ社内の清掃をして、10時の皆さ…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その5)

そう言えばジブリのスタッフで鮨を食いに行った記憶がもうひとつある。「ホーホケキョとなりの山田くん」のときだ。 まだ作画など実際的な作業が始まる前。高畑さんがいつものように(というか、その様を現実で見るのは初めてだったが)渡された企画が好きに…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その4)

ジブリにもボーナスはあった。作品が出来て公開して、儲かったら儲かった分、出来るだけ社員に還元した。企業を構成する社員・労働者に満遍なく利益を還元する、という社風は宮崎駿さん・高畑勲さんが共産主義シンパだからで、強欲資本主義なゴリゴリな搾取…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その3)

十数年前の37歳くらいに、想像力が衰えてきた、自分が後生大事に抱えてる物語が増殖しなくなった、という記憶はある。 そう言えばアニメーション制作会社時代、二年間かけて一本の、100分から120分のアニメの絵(画面)を作る仕事に携わった。この「遅…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その2)

かつてはぼくも、昨今の映画事情にもうちょい詳しかった。少なくとも東京の大学を卒業してジブリに勤めてそこを辞め、札幌の大学院に入って数年、30歳前後までは、あれこれ映画を見ていた。 そこから何だかすうっと映画から遠ざかった。そのころ最後に熱意…

gと烙印:その10~流れに任せて書いてみたら(その1)

いきなり連載を飛ばして第2回目の次は第10回目です。 その間の連載は、またいずれ。 さて、大事なことを話し忘れていた。 ぼくがジブリで働く気になったのは、そこで作り手になろう、という意志があったからだ。 自分でも忘れていた。 ジブリを辞めてこの二…