gと烙印(@アニメてにをは)

ジブリにまつわる回想、考察を書いていきます。

2021-12-20から1日間の記事一覧

gと烙印【その2~語り直し/長文のまま読みたいひと向け】

さて今回始まるこの文章は、もう十数年前、2000年代前半ころに書いて、大学院の仲間たちに読んでもらい、その反応を探るのが目的だった文章の掘り起こしです。 だからいわば、もうひとつの「gと烙印」の始まり、になるはずだった文章です。 「なるはずだった…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その6)

こうわかりやすく書き始めることは、逆にぼくには枷となって後々までその「不自由さ」に呪縛されることになるだろうと予感している。 この書き方は誤解を生み、その誤解を解くようぼくはあわてて道草のように道の各地点に座り込み誤解の雑草を抜いていく。そ…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その5)

しかもこの迂回を経てさえも、ぼくが当時体験したあの風景の/あのアングルをそのまま簡単に/再びたどれるわけでないことはわかっている。 あの瞬間/あの当時を書きつづることの「語りがたさ」が多少は伝わっただろうか。 それに対しあなたはこう言うかも…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その4)

いったいこの抽象的な物言いは何だ?と思われるかも知れない。本題はいつ始まるのだ。 そういう声が聞こえそうである。 その非難に対してはこう答えよう。 たしかに一見迂遠にも見える行程(物言い)だが、このような迂回を経てこそ初めて見えてくる景色があ…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その3)

あまりに抽象的な物言いが続いている。 ここでいま集中的に考察しているのは、ジブリというアニメスタジオに身を置いた二年あまりの経験を、瞬間的に/凝縮していく極小のイメージへと圧縮しようとする試みの、その前提/前哨戦であることを言っている。そう…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その2)

(その1)で存在を明かした、もうひとつの「gと烙印」の本文がこれです。《「G」の烙印(a)~語り難い物語》 自省的ないしナルシスティックと言われようともかまわない。 ぼくの生きた行程を、ひとつの未完の物語のようにして考えを巡らすようになったのは…

◆gと烙印◆【02~語り直し】(その1)

またまた不可思議な試みをします。新たな語り直しである「gと烙印」ですが、エピソード00と02を同時並行して連載します。それが正しい選択かわかりませんが、こうしてみたいと思ったのです。ご感想、ご意見あればお気軽にどうぞ。 ◆gと烙印02~語り直し◆…

gと烙印:第1回~焼きごてのような思い出【オリジナル長文バージョンで】

さて今度こそは、ぼくとジブリの話です。 どこから話を始めたらいいのかわからないのです。ふたを空けて少しでも脳をにゅっと押すと、ジブリ専用の脳内から言葉にならないイメージがきれぎれのまま飛び交って、順番などおかまいなしに出口を目指してあふれそ…

gと烙印:01/01スペードのクイーンを切る【本来の長文のまま/まとめ直して】

いまこの文字が記されているのが、紙の上かそれともサイト上なのかわかりません。 紙かウェブか決まっていないのでは、書いていく調子がいまひとつつかめません。 迷っていますが、これはただの個人が所有するPCの中に、ただ埋没しているものとして割り切…

gと烙印:始まり00【長文で/まとめ直して】

1.前口上 いまジブリから発行されている雑誌「熱風」にて論考「アニメの『てにをは』事始め」が連載されている。来年の3月で完結。 2021年12月現在、編集部は来年1月号を編集中で、執筆者のひとりであるぼくは残りの2月号、3月号の原稿を直している。 …